今回は、長年にわたり骨董品や美術品を収集されていたコレクター様のお宅より、朝鮮半島系の白磁、いわゆる「李朝白磁」の徳利・瓶を意識して見てよい白磁瓶を買取させていただきました。
高さは約32cm、胴径約22cm。
ふっくらとした胴から細長い頸が立ち上がる、存在感のある白磁瓶です。
一見すると白一色の非常に素朴な器ですが、よく見ると釉薬にはわずかに青味が感じられ、器面全体には細かな貫入が広がっています。
特に口縁付近には細かな貫入が集中し、胴には長く伸びる貫入が見られるなど、長い年月を経た陶磁器を思わせる独特の景色があります。
「白い徳利」に見えても、詳しく見ると違いがあります
李朝白磁をはじめとする朝鮮陶磁は、華美な装飾ではなく、器形・釉調・土味・焼成による歪みなど、その器そのものの表情が評価される世界です。
実際に朝鮮王朝時代の白磁には、淡い青味を帯びた釉調を持つ作品が確認されており、韓国国立中央博物館にも大型の白磁瓶が収蔵されています。
今回の品も、底部まで確認すると、高台の畳付には露胎した土が現れ、釉薬の掛かり方や高台周辺の仕上げにも手仕事らしい表情が確認できます。
るる屋では、こうした品を単に「古い白い花瓶」「古い徳利」として判断するのではなく、器形、釉薬、貫入、高台、胎土、焼成痕、時代感、そして入手された経緯まで含めて、一点ずつ確認して査定します。
李朝・高麗などの朝鮮陶磁も買取しています
古いお宅や蔵、コレクター様の整理では、
「何焼か分からない」
「箱がない」
「銘がないので価値が分からない」
「昔から家にあったが、どこの国のものか分からない」
という陶磁器が数多く出てきます。
特に李朝白磁、高麗青磁、粉青沙器、朝鮮唐津、白磁壺、白磁徳利、白磁瓶などは、銘がないものも多く、一般の方には判断が難しい分野です。
今回の白磁瓶についても、写真や外観だけで年代・産地を断定するのではなく、朝鮮半島系白磁の可能性を含め、慎重に資料や類例と比較しながら評価していく品として買取させていただきました。
分からない骨董品こそ、そのままお持ちください
骨董品・美術品買取りるる屋では、最初から作者や時代が分かっている品だけを買取しているわけではありません。
むしろ、「何なのか分からないけれど、何となく古そう」という品の中から、価値のあるものを見落とさないことが骨董品買取では大切だと考えています。
古い陶磁器は、洗浄したり、汚れを落としたり、箱や古い布を処分したりせず、出てきた状態のままご相談ください。
るる屋では、富山県内を中心に、旧家・蔵・コレクター様の骨董品整理、遺品整理に伴う美術品査定にも対応しております。
李朝白磁・高麗青磁をはじめとする朝鮮陶磁、中国美術、古伊万里、九谷焼、掛軸、茶道具など、作者や時代が分からない品もお気軽にご相談ください。

出張買取110番 るる屋は、店頭買取も出張買取もしております。
ご相談いただき、お客様のどちらがご都合がいい方をお選びしていただき、その場で1点1点査定をさせていただきます。
出張料・鑑定料は無料です。
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